【クリエイターズトーク vol.9- KADAI INFO】

左:小林史和さん 中央:髙原咲さん 右:中村凪さん

公開日時:2025/01/24

髙原 咲/KADAI INFO 代表(2024年)

2002年生まれ大分県出身。鹿児島大学法文学部人文学科4年生。鹿児島大学生によるWebメディア「KADAI INFO」に所属し、映像やデザイン制作を経験。Webサイトやフリーペーパーの発行を通して、鹿児島の大学生に向けた情報発信や県内各地の魅力発信を行う。
https://kadaiinfo.com/freepaper

中村 凪/KADAI INFO デザイン部

2004年生まれ長崎県出身。鹿児島大学法文学部人文学科2年生。KADAI INFOではデザイン部に所属する。企画制作を担当するフリーペーパー「nice!」では県内の観光情報などを紹介するほか、大学生目線の”鹿児島の暮らし”に特化したコンテンツを公開している。
https://kadaiinfo.com/freepaper

小林:こんにちは鹿児島クリエイティブライフです。この番組では鹿児島市へのクリエイターの移住促進の一環として鹿児島市に、すでに移住した方や鹿児島市と関連をもつクリエイティブの方々に色々とお話を聞いていく番組です。私は進行の小林です。よろしくお願いします。今回のゲストは鹿児島大学周辺の情報をSNSやフリーペーパーで発信している「KADAI INFO(カダイ インフォ)」からこちらのお二人にお越しいただいております。それでは自己紹介をお願いします。

髙原:私は鹿児島大学法文学部4年の髙原咲と申します。出身は大分県の別府市です。今はKADAI INFOで代表やっておりまして、動画編集やデザインを担当しております。よろしくお願いします。

中村:私は鹿児島大学法文学部2年の中村凪です。出身は長崎県の対馬市です。KADAI INFOでは副デザイン長をやっておりまして、フリーペーパーのデザインやWeb記事のアイキャッチなどを担当しています。よろしくお願いします。

■KADAI INFOの団体や活動について

小林:よろしくお願いします。はい、KADAI INFOってことなんですけども、僕の手元にもフリーペーパーあるんですけども、主にどういったことをしている団体というか、何かちょっと説明いただけたら。

髙原:KADAI INFOっていうのが一言で言うと、鹿児島大学生が運営しているウェブメディアのことをいっています。一応ウェブサイトであったりSNS、あとはこういったフリーペーパーなどを通じて鹿児島県内の情報を主に鹿大生向けに発信している団体になります。

フリーペーパー

小林:KADAI INFOでは、どういうおすすめをしているのですか?

髙原:そうですね。フリーペーパーでは各地の情報、例えば観光の情報であったり鹿児島市ではない市外の街の情報とかをまとめてフリーペーパーにしたり、あとは鹿児島大学生活の情報を、例えば次に鹿児島大学に入ってくるような高校生であったり新入生に向けて発信したりしています。

小林:これを持って、鹿児島大学生がちょっと休みの日に鹿児島市以外に出かけてみよう!みたいな、そういうことにも使えたりするんですね。

髙原:そうですね!

小林:僕もKADAI INFOのSNSアカウントに、ライフハックみたいなのを発信しているものがありますよね、それをすごいよく見ています。

髙原中村:ありがとうございます!

■KADAIINFOに入ったきっかけ

小林:では、KADAI INFOになんで入ろうと思ったのか聞きたいのですが。

髙原:私はもともと動画編集だったり記事を書いたりに興味があって大学生活が始まった時に、実際これまで興味はあるけどやったことはなかったので実践としてやってみたいという気持ちがあって、それができそうなKADAI INFOに入りました。

小林:もともと興味があった分野をちょっとやってみようかなという。

髙原:はい、それがきっかけです。

小林:凪さんは?

中村:私は咲さんとはちょっと違った感じなんですけど、長崎県出身ということもあって鹿児島がほとんど「異国の地」状態だったので、鹿児島のことについてもっと詳しくなりたいなと思って、KADAI INFOだったら鹿児島のいいところをたくさん発信しているので、KADAI INFOに入って鹿児島のいろんなところをたくさん知りたいなと思って入らせていただきました。

小林:どうですか?鹿児島のことをよく知るようになりましたか?

中村:鹿児島出身の子から「鹿児島出身の私よりも詳しい」と言われることが増えました!

■クリエイティブな活動に関わってみて

小林:ふたりは、KADAI INFOに入って、よりクリエイティブなことに関わることになったんですね。(髙原さんは)最初に動画編集やってみたいなと思って、実際にやってみたんですか?

髙原:そうですね。動画編集のスキルだったりはもちろんアップしたんですけど、個人的にはこういったフリーペーパーの制作に携われたっていうのは、大学生活の中でも大きな経験だったなというふうに思っていて、鹿児島のことをフリーペーパーを通じて知ることができたっていうのももちろんですし、まさか自分がデザインをするようになるとは本当に高校の時とか思ってもみなかったので、そういう経験ができたのは本当に貴重だったなというふうに思っています。

小林:こういうフリーペーパーで“伝える”というのは、今後の人生においても活かせそうに感じますか?

髙原:そうですね。なかなか今まではなかったので。

小林:情報を整理して人に“伝える”というのは、こういう紙のモノを作らなくても日々の生活で活かせるかなと思うのですが、そういうのを学べるんですね。

髙原:そうですね。

小林:凪さんはデザイン部でしたか?

中村:はい、デザイン部です。

小林:どうですか?やってみて。

中村:デザイン部は、本当に先輩方がすごいスキルをたくさん持っていらっしゃるので、たくさん学ぶことも多いんですけど・・・私もともとイラストを描くことが好きだったんですけど、それとは全く違うことを求められるので、先ほどおっしゃったような「情報をきれいにまとめて読者にどううまく伝わるか」っていうのが一番大事なポイントになるので、たくさん先輩方に教えてもらったり、独学でたくさん学んだりなどして自分のスキルが磨かれてるなと感じています。

小林:話が戻っちゃうのですが、KADAI INFOは何名くらいいらっしゃるんですか?

髙原:今、全員で30名ちょっといます。

小林:だいたい県外の出身の方は何割くらいいるんですか?

髙原:そうですね、半分ぐらいは県外出身だと思います。

小林:県外出身で、鹿児島ってこんなところだよね、みたいな話をする時はあるんですか?

髙原:そうですね、やっぱりこういうフリーペーパーを作る時だったり、記事をウェブサイトに載せる時とかはそういった感じで話すこともありますし、実際に取材に行くことも多くて、一緒に行ったことない鹿児島の地に行くことも多いので、そういう会話はよくあるかなと思います。

■鹿児島に引っ越してきて、感じたこと

小林:実際に鹿児島に引っ越してくるじゃないですか。何かびっくりしたこととか、地元と違うなってことがありますか?

髙原:私の中で、いちばん鹿児島のいいところだなと思っているのが「交通の便の良さ」をすごく感じていて、鹿児島大学の近くに住んでいるので市電(路面電車)が近くに通っているので、鹿児島市内であれば鹿児島駅の方から谷山の方まで市電に乗ったらすぐ行けますし、割と土地が平坦なところも多いので自転車でも行き来しやすかったり。
私は海を見るのが好きなので、鹿児島の海まで自転車で朝行って堤防でゆっくりしたりとか・・・そういった時間が過ごせるのも鹿児島ならではだなというふうに思っています。結構満喫してます(笑)

小林:凪さんは(鹿児島に来て)まだ1年半くらいですか?

中村:そうですね。鹿児島に引っ越してきて一番に驚いたことなんですけど、やっぱり言葉の違いというか、方言の違いを感じまして、特に鹿児島の人が本当に日常使いされてる「だからよ(鹿児島弁)」が全くわからなくて最初はとても戸惑うこと多かったんですが、今では方言の授業をとっているぐらい鹿児島の方言にめちゃめちゃ興味が湧いてて、とても面白いなと思ってます。

小林:「だからよ」はイントネーションが難しいですよね。

中村:そうですね、なかなか素で出てこないというか・・・「それな」を使ってしまったり。

小林:なるほど!「だからよ」=「それな」みたいな感じ!

中村:そうです、そう鹿児島出身の友人から聞いてます。

■鹿児島で活動していて、人と触れ合った印象

小林:こういうウェブを作ったりフリーペーパーを作ったり、先ほども取材にたくさん行くって言ってたんですけれど、主に仕事面で鹿児島の人と関わってみて印象や感じたことがあれば聞かせてください。

髙原:そうですね、私がいちばん鹿児島に来て感じているのは、すごく皆さん温かい方々が多くて、あとは本当に鹿児島を盛り上げたいという気持ちで同じような仕事や目標を持って行動されている方々がコミュニティをつくって活動していっているな、という印象が強くあります。
私も、一学生ではあるんですけど、そういった集まりに参加させていただいた時に、すごい歓迎していろいろお話を聞いてくださったり「こうしたらいいよ」とか「こういうとこいいね」みたいに言っていただけることが多いので、とても温かい方たちばかりで、安心してコミュニティに参加できています。

小林:鹿児島の人は受け入れてくれますよね!

髙原:受け入れてもくださりますし、やっぱり鹿児島自体を好きな方が多いので、そういう点でもすごい温かい方が多いのかなって思います。

中村:私はまだ咲さんほど経験が深くないので、あまり語れることは少ないかもしれないですが、短い期間の中でも、咲さんのおっしゃったように人の温かさは本当に感じます。
今、KADAI INFOは新しいフリーペーパーを作誌しているんですけど、その中でいくつかカフェに訪れることがあって。掲載の許可をいただく際に皆さん心よく了承してくださって「活動を頑張ってください」などの優しい言葉をたくさんいただいて、本当に感銘を受けたというか、地元への愛情だったり、人を受け入れる優しさを感じます。

小林:ですよね。(県外から来た方は)皆さん言いますよね。人の温かさとか。
そういう部分も鹿児島でクリエイティブを育てていくのには欠かせない要素だと感じています。

■鹿児島に興味を持っている人へのメッセージ

小林:それでは、おそらくKADAI INFOを見て、鹿児島に興味を持って移住したい、鹿児島大学に入りたいという人たちがいると思うのですが、そういう人たちに向けて「鹿児島はこんなところだよ」とか「鹿児島市でちょっとこういうクリエイティブなことをやったら楽しいよ」みたいなことを一言ずつ伺いたいと思います。

髙原:私も実際にそうだったんですが、鹿児島に来て温かい人たちに恵まれて本当にいいところだなというふうに感じています。今まで鹿児島に来たことがないという方々でも安心して暮らせるような場所だと思うので。もちろん鹿児島大学に入りたいという学生の方々も気負いせずというか、安心した気持ちで来てくれたら嬉しいです。
ぜひ待ってます!

中村:私は今まで自分の地元である長崎県の離島の対馬から全く出たことがなかったんですけど、鹿児島にいきなり飛び出てきて自分の知らないような、やったこともないような経験をたくさんできています。
ぜひ観光目的でも移住目的でも、ぜひ一度は訪れてほしいです。
ご飯も美味しいのでぜひ来てみてください。

小林:皆さん、来てください。
今日はおふたりとも、ありがとうございました!

髙原中村:ありがとうございました!

小林:KADAI INFOは各SNSやウェブサイトもあるので検索していただければ、(KADAI INFOが)どんなことをしているかというのがわかりますよね!

髙原中村:はい!

小林:そろそろ終わりの時間になりました。本当にありがとうございました!
鹿児島市ではクリエイターの移住促進に力を入れています。関連するイベントやクリエイターへの補助制度など、詳しいことは「鹿児島クリエイティブライフ」と検索していただければ様々な情報が出てきますので、ぜひ検索してみてください!
それでは今回は以上となります。
また次回お楽しみに。